このWEBサイトは、特別すぎない、でも少し背筋が伸びる夜へ。静かな音楽と控えめなサービス、香り高い一皿がそっと寄り添う大人のイタリアン。
時間を気にせずグラスを重ねられる居心地のよさで、「また明日も頑張れる」小さなご褒美をお届けするそんなWebサイトです。
架空サイトのためクライアント不在
企画、デザイン
5日(企画1日、デザイン3日、修正1日)
Figma / Photoshop
幸せな夜をテーマとしたイタリアンレストラン
La Notte Felice
都心のビルに入る大人のイタリアンレストラン。勤務帰りに立ち寄れる気軽さと、落ち着いた空間でゆっくり過ごせる居心地の良さを大切にしている。
「特別すぎない、でも少し背筋が伸びる夜」をコンセプトに、香り高い料理と厳選ワインを通して日常に“小さなご褒美”を届ける。
都心のレストランは「賑やかで落ち着かない」「値段が高い」というイメージを持たれがち。
そのため、外食が特別なイメージになりすぎて、気軽に利用されにくい課題がある。もっと日常的に、そして“ちょっとしたご褒美”として使ってもらえる存在になる必要がある。
一人で自分へのご褒美として訪れたり、友人や同僚とゆっくり語り合う場として利用してほしい。
ただ食事を楽しむだけでなく、美味しい料理を囲みながら“時間を共有する体験”を提供することで、大人が安心して長居できる居心地のよさを実現することを目的とする。
ターゲットは社会人全般
おひとりさまの夕食から同僚との会食、カップルや友人とのディナーまで幅広く対応する。静かに食事を楽しみたい方や、お酒を嗜む程度に飲みながら語り合いたい人など、“日常と特別のあいだ”を求める大人に寄り添うレストラン。
背景には大理石を用いて上品で高級感のある印象を演出。一方で、イタリアを象徴する建物をイラストで描くことで、親しみやすさと遊び心を加えている。また、ワインが零れ落ちるようなデザインの上に文字を配置し、視覚的な楽しさを表現。料理やワインの魅力が際立つよう、余白を活かしたシンプルな構成にすることで、落ち着きのある大人の世界観を伝えている。
完成までの変遷と試行錯誤
デザイン案1
デザイン案2
デザイン案3
デザインカンプ完成
最初の段階では、MenuとDrinkをスライド式にして、シンプルにメニューが見えるデザインを採用しました。
ただ、無難でありきたりに感じられ、おしゃれさや特別感を十分に表現できていない印象がありました。
そこで、メニュー部分もスライド方式に統一してみましたが、やはり見にくさや物足りなさを感じる結果に。
より親しみやすさや温かみを出すために、完成カンプでは配置をジクザクに変更し、視線が流れやすくなる工夫を取り入れました。
また、サイト全体の雰囲気を高めるために、手描き風の建物や果物のイラストを配置。
さらに、ワインがグラスからこぼれるようなデザインを取り入れることで、遊び心とおもしろみをプラスしました。
結果として、情報が見えやすく整理されつつ、入りやすさと上品さを兼ね備えたデザインに仕上げています。